訪問看護運営の難しさ


訪問看護ステーションの新規開業数に対して、廃業数は約4割になると言われています。
その一つの原因が、看護師の常勤換算の概念です。


訪問看護ステーションの開業には、最低2.5人の看護師が必要になります。
どういうことかというと。
週5日(週40時間)勤務を1人と換算します。
週3日(週24時間)勤務なら0.6人と換算します。
また、責任者にあたる管理者は、週40時間勤務でも0.5人換算となります。
合わせて2.5人換算ということです。
この2.5人を下回った時点で休止となり、営業ができなくなります。
友人同士で始めたが、意見の違いで誰かが辞めることになり、その時点で休止、廃業になるということもよくあります。

開業した時点で3人以上の看護師を採用していないので、資金的にも準備が必要です。
訪問看護師の平均的な給与は、月に300,000円〜500,000円程度です。
開業当初で、家賃、光熱費、人件費など含め、最低でも1,200,000円程度が固定費として出ていくことになります。

開業当初は、ご利用者様もいないので、ひたすら営業をします。
運よくご利用者様を紹介していただき、サービスを開始しても、その対価が入金されるのが2ヶ月後になります。

ですので、できれば1年分の運営資金を用意する必要があります。

自分がオーナー看護師であれば、自分の給料を0にしてやりくりすることで、先延ばしにできますが、オーナー業としてやる場合は、かなりの準備が必要です。
そういった資金の問題がで廃業になる場合も多々あります。

大きくこの二つの要因で廃業に至ります。

私のステーションは、スタッフの頑張りでなんとか軌道に乗りましたが、思っている以上に難しい業界であるということは言えます。





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